「桃太郎電鉄」とはは『桃太郎伝説』のセルフパロディ

『桃太郎電鉄』シリーズは、元はRPGシリーズ『桃太郎伝説』から派生したゲームシリーズです。
『桃太郎伝説』自体が桃太郎の話をベースに様々な要素を取り入れたギャグゲームとなっていますが、『桃太郎電鉄』シリーズにおいてもコミカルなイベントが数多く導入されプレイヤーを楽しませくれます。

愛称も有名

『桃太郎電鉄』シリーズは鉄道会社運営をテーマにしたボードゲームとなっており、『桃太郎伝説』シリーズには「桃伝」と言う愛称があるように、『桃太郎電鉄』シリーズは「桃鉄」と言う通称で親しまれてます。

豪華スタッフが製作

桃鉄の第1作目はファミコン用として1988年に発売され、現在はコナミデジタルエンターテイメントとなっているハドソンの看板商品シリーズとして人気を獲得しました。

なお監督をさくまあきら、イラストを土居孝幸、音楽をサザンオールスターズの関口和之と言ったメンバーが担当しています。

シリーズの概要

第1作目の時点で既に鉄道マニアから支持されてきましたが、第2作目の『スーパー桃太郎電鉄』から現在のゲームシステムに近くなっています。

1～4名でのプレイを基本として、人数が足りない場合はコンピューターが人間の代わりとなります。

目的地をルーレットで決め、それに沿ってサイコロを振ったりカードを使ったりして、一番早く目的地にゴールします。
そして一番先にゴールしたプレイヤーが次の目的地をルーレットで決める‥と言う繰り返しのシンプルなゲーム内容になっています。

高い自由度

しかしただのボードゲームとは違い、実際の路線を再現したかのようなボードを好きなように動くことが可能で、お目当ての物件を買ったりカードの購入が出来ます。
また隠し物件もあったり女湯を覗いたりなど‥、ボードの作りによって強制的に動かせられる事がないので、好きなように寄り道が出来るのが楽しかったりします。

桃鉄の魅力

ボードゲームですのでテクニックが無くても楽しめますし、初心者でも全国のあちこちを妄想旅行できる点に人気が集まっています。
このゲームで都道府県名や地名。名産地や品を覚えり‥と、とにかく地理の勉強になると言う人が多数です。

またコツコツと積み上げてきた資産をキングボンビーやハリケーンボンビーといった貧乏神によって帳消しに‥、それどころか借金を負ってしまう事も珍しくないスリリングな要素は、パーティーゲームとして盛り上がる理由の一つになります。

またシリーズごとに新キャラクターや新駅登場、新イベントなど目新しい要素が加わっているので、どのシリーズも試したくなるというファンも少なくありません。

登場駅やイベントで時代を反映

また登場駅やイベントで、発売当時の時代を反映しているのも大きな特徴です。
例えばフジテレビが新社屋を造ったりなどで、お台場が話題になったら「お台場」が登場し、以降の作品でも登場しシリーズお馴染みの駅の一つになりました。

またイチローがオリックス所属時代に活躍したのが話題になったら、「豪速球カード」と言って相手のカードを壊すカードが登場したりなど、さらにASIMOに似せたイベントもありました。

「ああ。この時代こんな事があったね！」と楽しませてくれるのが、桃鉄です。

口コミ・レビューまとめ

桃太郎電鉄11 ブラックボンビー出現の巻

初代からずっとプレイしていますが今回はシステムが大幅に進化しています。
PS２版発売の「桃太郎電鉄Ｘ」で好評だった、九州編限定のシステムが全国マップでも採用されているのが嬉しいです。
九州編で人気となった「おいどん」も登場しますし、一人でも大人数でも楽しめちゃいます。

桃太郎電鉄11 ブラックボンビー出現の巻

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今回はキングボンビーのみならずブラックボンビーまで登場して、プレイヤーの悩みが増えました！（笑）
駅も新しいものが増えたり、投資できる物件や話題のテーマパークも増えている点はさすがといった感じです。

また自社ビルが建設可能で貧乏神から資産を守れる点には燃えます。

桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!

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今作では前作に引き続きハリケーンボンビーも出ています。
場に出てきた時から物件を吹き飛ばし、近くにいるプレイヤーも巻き添えに‥。

毎回新しい要素がありながら最後は運任せと言うバランスを僕は気に入っています。メンタルや地理知識も強くなれるのが良いですね。（笑）

まとめ

なお2016年には久々の新作「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」も発売されました。
桃鉄シリーズは、さくまあきらとコナミデジタルエンターテイメントのごたごたで、新作はもう作らないと言う事態にまでなりました。

しかしさくまあきら自身が、震災を経験した日本に対して何も出来なかった事に悔やみ、その時の構想が「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」には受け継がれています。

シリーズ復活作第一弾としたいと言っていたので、そこから新作の告知を聞いていないのが残念ではありますが、多くの人がシリーズ作を手にとって応援してもらえたらと思います。

とにかく肩肘張らずに楽しめますし、また熱くなれる点はただのパーティゲームの範疇を超えていますで、ハマってもらえると嬉しいです！

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