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クレジットカード現金化と闇金の違い|リスクと見分け方・闇金を利用した時の対処法

クレジットカード現金化は、闇金とは異なります。

しかし、手数料を割り引いた現金を支払う流れは闇金の手口と酷似します。

さらに、クレジットカード現金化業者の一社は過去に一度「違法な金利の貸付をおこなった」と警視庁に摘発されたことがあります。

適当に現金化業者を選ぶことは、一歩間違えると闇金とのつながりをもつことになる危険な行為です。

本記事ではクレジットカード現金化と闇金の違いを、違法性・金利・取り立てなどさまざまな観点で比較します。

安全にクレジットカード現金化できる優良店の見分け方も紹介するので、最後まで読んでみてください。

目次

クレジットカード現金化と闇金の違い

クレジットカード現金化と闇金には、以下の違いがあります。

クレジットカード現金化闇金
違法性なしあり
業務形態古物営業貸金業
審査なしあり
金利(相場)年利4.5%~18.0%※クレジットカード会社による年利40~50%
取り立てなしあり

違法性の違い

クレジットカード現金化と闇金は、違法性に違いがあります。

クレジットカード現金化は貸金業ではなく「古物営業」として運営しており、金融業ではないため違法ではありません。

闇金は営業許可を得ずに金融業をおこなうので「出資法や貸金業法、利息制限法」など違法にあたります。

過去にクレジットカード現金化業者が摘発された事例は、「古物営業」の営業許可を取得せず、違法な貸し付けをおこなっていました。

そのため、クレジットカード現金化は違法ではないと断定するのは危険であり、中には違法性の高い業者も存在することは理解しておきましょう。

業務形態の違い

クレジットカード現金化と闇金は業務形態が違います。

クレジットカード現金化
闇金
業務形態古物業貸金業

クレジットカード現金化は古物営業許可証を取得し、中古品・新品の商品の売買をおこないます。

闇金はお金の貸し付けや貸し借りを取り持つ貸企業です。

利用者からの手数料で運営する点はいずれも酷似しますが、クレジットカード現金化と闇金は業務形態そのものが異なります。

審査の違い

クレジットカード現金化と闇金は審査の有無が異なります。

クレジットカード現金化は、利用者のクレジットカードで利用できるショッピング枠内で取引をおこないます。

そのため、クレジットカード会社の審査に通っているかつショッピング枠内であれば審査なく利用可能です。

一方、闇金は貸金業なので審査があります。

貸金業は、利用者の個人情報をもとに貸付額を決定します。

そのため、職業や家族構成、他社の借り入れなど詳細な審査が必要です。

闇金の中には「審査なし」と謳う業者も多いですが、申し込みのタイミングで必要以上に情報開示が必要と感じた時は早期に申し込みを中断しましょう。

金利の違い

クレジットカード現金化と闇金は、金利に大きな違いがあります。

クレジットカード現金化闇金
金利(相場)年利4.5%~18.0%
※クレジットカード会社による
年利40~50%

出資法では上限金利20%と定めされており、20%を超える金利は刑事罰の対象です。

クレジットカード現金化は業者によって異なりますが、年利4.5%〜18.0%が大半です。

一方、闇金は高金利で融資をおこないます。

「トイチ=10日で1割」や「ゴト=10日で5割」など耳にしたことがあるでしょう。

仮に、トイチを年利にすると365%にもなります。

高金利の貸し付けは法にあたり、利用者も被害者に変わる行為なので高金利の業者との取引は十分、注意が必要です。

取り立ての違い

クレジットカード現金化と闇金は、取り立てにも大きな違いがあります。

クレジットカード現金化の場合、支払いが遅れたとしても違法な取り立てをされることは100%ありません。

ただし、遅延損害金やクレジットカードの利用停止などのペナルティがあります。

一方、闇金は返済日が1日でも遅れると精神的に追い詰めるような取り立てが始まります。

  • 自宅や職場に来る
  • 無理やり拘束して事務所に連れて行く
  • 自宅に葬儀屋やデリバリーを呼ぶなどの嫌がらせ

「1日くらい大丈夫」というのは甘い考えです。

1日の遅れを理由に嫌がらせは悪化します。

返済の意思を伝えることで猶予を与えるクレジットカード現金化と、闇金は精神的ダメージが異なることを考えておきましょう。

クレジットカード現金化は闇金?お金を得るまでの流れ

クレジットカード現金化と闇金は、現金化するまでの流れが異なります。

クレジットカード現金化業者を利用しようとしているのか、もしかすると闇金に貸付を申し込んでいるのか見極めるためにもそれぞれの現金化までの流れを把握しておきましょう。

闇金からお金を借りるまでの流れ

闇金は、ダイレクトメールや電話などで借り入れの勧誘をおこないます。

法にふれる貸付をおこなうため、大々的に宣伝できないのが闇金の特徴です。

そのため、闇金の利用者は電信柱などに貼られている広告など見て、自らアクションを起こすのが一般的になります。

以下の状況では「誰でも借りれる」など、ネットで検索する方も多いです。

  • 銀行にも融資を断られた
  • クレジットカードが作れない
  • 現金調達方法がない

ここでヒットする大半は闇金と考えるのが懸命です。

また、過去の事例を考えるとクレジットカード現金化を装う闇金も存在します。

そのため、安全と思っていても闇金との関わりを持つこともあります。

お金に困ると判断は難しくなりますが、闇金業者の取り立ては「プライバシーの損害」を無視した行為です。

闇金かもしれないと少しでも疑わしい時は、即座に申し込みをやめることが大切です。

クレジットカード現金化の流れ

クレジットカード現金化は、主に2つの方法があります。

  • 買取式
  • キャッシュバック式

今、主流となっているのはキャッシュバック式です。

買取式

クレジットカード現金化の買取式の流れは、以下です。

  1. 換金率の高い商品をクレジットカードで購入する
  2. 購入した商品を買取り業者に売る

買取式は、購入した商品を買い取ってくれるので商品が手元に残ることはありません。

そのため、周囲にバレずに現金化することが可能です。

ただし、買取率は低い傾向にあるので今主流のキャッシュバック式の利用者が増えています。

キャッシュバック式

クレジットカード現金化のキャッシュバック式の流れは以下です。

  1. 利用する現金買取り業者を決める
  2. 現金買取り業者から指定された商品をクレジットカードで購入する
  3. キャッシュバックとしてお金が振り込まれる
  4. 商品が自宅に届く

キャッシュバック式の換金率は80〜90%と高く安定します。

そのため、商品買取方式よりも損失を抑えることができます。

買取式もキャッシュバック式も法にふれる行為ではありませんが「一時的に現金を得る方法」であることに違いはありません。

後日、クレジットカード会社からの請求をスケジュール通り返済しましょう。

クレジットカード現金化を利用する4つのリスク

クレジットカード現金化には以下のリスクがあります。

  • カード会社の規約に反する
  • 詐欺や犯罪に遭う可能性がある
  • 闇金業者と関係をもつ可能性がある
  • 自己破産できない可能性がある

一時的に現金を得ることができますが、どんなリスクがあるのかも事前に確認しておきましょう。

カード会社の規約に反する

クレジットカード現金化は、クレジットカード会社の規約に違反した行為です。

クレジットカード会社は利用者の信用度や属性などから、ショッピング枠とキャッシング枠を決定します。

そのため、ショッピング枠を現金化する行為を禁止します。

特に、以下の利用状況から疑われます。

  • ショッピング枠の上限を使い切る
  • 1ヶ月に高額商品を何度も購入する

クレジットカードの現金化がバレると、利用停止や強制退会などのペナルティがあります。

禁止行為と理解し、現金化の頻度を考えておきましょう。

詐欺や犯罪に遭う可能性がある

クレジットカード現金化は、詐欺や犯罪に遭う可能性があります。

実際に、クレジットカードを現金化したのに入金されなかったり、連絡が取れなくなる被害が起きています。

また、闇金を利用してしまうと個人情報の流出のリスクが高くなり、勧誘の電話が頻繁に来るなど犯罪に巻き込まれる可能性もあります。

健全な運営をおこなうクレジットカード現金化業者は個人情報を徹底管理しますが、闇金が紛れていることも考えておくべきです。

闇金業者と関係をもつ可能性がある

クレジットカード現金化をおこなったことで、闇金業者と関係をもつ可能性があります。

健全な運営を装っているだけで、運営元は闇金業者の場合もあるので利用者も見極めが必要です。

闇金業者の特徴は、最初は利用者に怪しまれないように親切、丁寧な対応をとります。

利用頻度が高くなると「お金に困っている人」と判断されます。

そして闇金のターゲットになると、高金利の貸付、精神的に追い込む取り立てが待つのです。

人生を狂わせるリスクを避けるためにも、クレジットカード現金化業者の利用は控えるようにしてください。

借りたお金が自己破産の対象外になる

クレジットカード現金化は、自己破産の対象外になる可能性があります。

自己破産は、借金返済の見込みがなく支払不能であると裁判所で認められた場合に借金の返済義務が免除される手続きです。

しかし、クレジットカード現金化で作った借金の場合「免責不許可事由」にあたる可能性があります。

免責不許可事由にあたる借金と判断されると、自己破産はできません。

そのため、クレジットカード現金化は一時的に現金が調達できても、最終手段である自己破産すら不可能にしてしまう危険な行為です。

クレジットカード現金化と闇金を見分ける方法

クレジットカード現金化はなるべく利用すべきではありません。

しかし、やむを得ず利用するとなった場合は健全な運営をおこなう業者なのか、業者に紛れる闇金なのか見極めることが重要です。

しっかりしたホームページ

ホームページがしっかりしている業者は、健全な運営をおこなうクレジットカード現金化業者です。

ホームページ作成には費用がかかります。

そのため、集客のためとはいえコストカットを考えるのが闇金の特徴です。

ホームページに力を入れる優良業者は、以下で判断しましょう。

  • テキストだけでなく解説図が用いられている
  • お問合せフォームがある
  • 電話以外の申込方法がある

また、パソコン以外のスマホやタブレットなど、各ブラウザに対応したページが用意されているのかチェックすると良いです。

ブラウザに対応したホームページ作成は時間と費用がかかるため、闇金業者は力を入れない部分です。

会社の代表名や所在地がかかれている

会社概要欄に会社の代表名や所在地がかかれている業者は、信頼性が高い優良な業者です。

会社概要欄は、以下をチェックしましょう。

  • 会社名
  • 代表者名
  • 会社の住所
  • 会社の電話番号
  • 会社の設立日
  • クーリングオフについて
  • 運営体制

すべての項目をクリアしているのが理想です。

会社の設立日は、営業年数が分かるので信頼度が高くなります。

しかし、全て明記されているからといって必ずしも安全とは言い切れません。

  • 住所は番地まで載っていない
  • 電話番号はすぐ解約できる携帯電話

など、特定されたくない情報を濁している場合は闇金の可能性もあるので利用してはいけません。

会社概要欄も、全て細かく明記されているのか確認することが重要です。

口コミや評判がいい

クレジットカード現金化の口コミをチェックするのも重要です。

クレジットカード現金化の口コミを参考にする場合は、公式サイトより「◯◯(業者名) 口コミ」と検索して調べると良いです。

公式サイト用の口コミではなく、利用者の感想が参考にできます。

また、「クレジットカード現金化 おすすめ」と検索した時に、上位にヒットするクレジットカード現金化業者も優良店の可能性が高いのでおすすめです。

顧客満足度が高い

クレジットカード現金化業者のホームページ、会社概要欄、口コミも調べたら、実際に業者に電話をかけましょう。

電話対応である程度の雰囲気が分かります。

  • 業者名を名乗る
  • 担当者名を名乗る
  • 金利や換金率に対する質問に詳細を応えてくれる

健全な運営をおこなう業者は、業者名を名乗り、スタッフ育成に力を入れていれば担当者名も名乗ります。

気になる場合は、際どい質問を投げると良いです。

金利や換金率に対しての質問にも、丁寧に細かく対応してくれる業者は利用者からの満足度も高い優良業者となります。

闇金から借金をしてしまった時の対処法

クレジットカード現金化で闇金を利用してしまったと気づいた場合、すぐに取引を中止してください。

闇金から借りたお金は返済する義務はありません。

そのため、すぐに取引をやめるのが懸命です。

しかし、すでに恐怖の取り立てがおこなわれているケースが多いです。

「借りたお金は返すべき」ですが、法に反した貸付なので闇金には元金含めて1円も返済する必要が無いという判決もあります。

闇金業者への対処法

闇金との取引は法を利用するために、弁護士に相談します。

返済義務はなくても、取り立ての恐怖から返済をやめることは難しいです。

そこで、返済を続けるケースも多いのですが返済の義務はありません。

また、闇金も返済義務はないことを理解します。

それでも回収のために、冷静な判断を失わせる取り立てをおこないます。

弁護士費用はかかりますが、大半の闇金は手を引くことが多いです。

取り立ての恐怖から返済を続けるよりも、弁護士費用を工面して平穏な生活を送ることを優先しましょう。

クレジットカード現金化と闇金|まとめ

クレジットカード現金化は違法ではありませんが、闇金の手口と酷似しているため運営元を見誤ると闇金と関わりを持つことになる危険な行為です。

万が一、闇金を利用すると高金利の貸付から常識を超えた取り立てに人生が狂わされます。

やむを得ず、クレジットカード現金化を利用する場合は、見極めが十分に必要です。

しかし、見極めも100%ではないため、クレジットカード現金化はなるべく利用すべきではありません。

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