クレジットカード現金化の支払いは分割払いが利用できます。
一度の支払い額を減らすことができると、滞納することなく支払いが可能です。
しかし、分割払いには注意点やリスクがあります。
本記事では、クレジットカード現金化で分割払いを利用する方法、リスクや注意点をまとめます。
クレジットカード現金化の支払い方法
クレジットカード現金化の支払いは以下の3つの方法でおこないます。
- 一括払い
- 分割払い
- リボ払い
収入と支出のバランスを確認して、3つの支払い方法を活用しましょう。
一括払い
一括払いは現金化した翌月に全額を一括で支払う方法です。
一括払いは手数料や利息はなく、利用した金額と同額の支払いをおこないます。
クレジットカードの締め日で集計されるので、支払日にどのくらい用意しておくか確認して前日までに全額を用意しましょう。
分割払い
分割払いは、クレジットカードで現金化した金額を決められた期間内に金利を加算して返済する方法です。
5万円分現金化した場合、5回払いにすると5ヶ月に分けて支払いが可能です。
ただし、毎回金利が加算された額の支払いが必要になります。
金利の支払いはネックになりますが、全額の支払いができずに滞納するより支払日に決まった額の支払いが可能なので、上手に活用すると良いでしょう。
リボ払い
リボ払いは、クレジットカードで利用した金額を毎月一定額で返済する方法です。
毎月の返済額は、利用額に応じて異なります。
20万円分現金化した場合は最低でも10,000円、5万円分現金化した場合は最低でも5,000円など、指定できる金額は利用額で異なります。
リボ払いは返済額を指定できるので、返済スケジュールが立てやすいです、
しかし、金利が加算されるので返済額を少額に設定すると余分に金利の支払いが必要になるので注意が必要です。
分割払いとリボ払いの違い
分割払いとリボ払いの違いは「回数を設定するか」「金額を設定するか」です。
分割払いは、現金化で利用した金額を回数に分けて支払いをおこないます。
5万円分現金化した場合、5回の回数に分けると5ヶ月の支払いで完納します。
以下は、手数料1,700円の場合の支払いシュミレーションです。
ご利用金額 | 50,000円 |
---|---|
支払い総額 | 51,700円 |
分割払手数料 | 1,700円 |
初回の分割支払い金 | 10,340円 |
2回目以降の分割支払い金 | 10,340円 |
一方、リボ払いは金額を設定するので、5万円分現金化を5,000円で返済すると金利も加わるので11回の支払いが必要です。
ご利用金額 | 50,000円 |
---|---|
支払い総額 | 53,329円 |
金利手数料 | 3,329円 |
初回〜10回の支払い金 | 5,000円 |
11回目の支払い金 | 3,329円 |
分割払いもリボ払いも、支払い回数を1回から延ばすことで支払いに余裕ができます。
しかし、回数を設定する分割払いと、支払額を設定するリボ払いでは金利手数料が異なるので、状況に応じて負担を無くした支払い方法を選びましょう。
分割払いを利用する方法
分割払いは、以下の方法で利用できます。
- クレジットカード利用時にお店で支払回数を選ぶ
- クレジットカード利用後に支払方法を変更する
クレジットカード利用時は、翌月全額の支払いができると思っていても支払日が迫ってまとまった現金がない場合、利用後でも分割払いの変更が可能です。
クレジットカード利用時にお店で支払回数を選ぶ
クレジットカード現金化の分割払いは、利用したタイミングで選択できます。
クレジットカード現金化で、一時的に現金を調達できても翌月全額支払いは厳しいとわかっている場合は、利用のタイミングで分割払いを選択しましょう。
分割払いは、無理のない範囲で回数を設定することがおすすめです。
クレジットカード利用後に支払方法を変更する
クレジットカード現金化の一括払いは、途中で分割払いへの変更が可能です。
収支計画が乱れてしまった場合は、返済できない状況を回避するためにも分割払いの利用をおすすめします。
クレジットカード会社は、支払いに遅れるよりは分割でも指定日に分割金を支払う利用者を優良と判断します。
遅れるくらいなら、金利を上乗せして支払いの意思を示すことが重要です。
支払い日が迫って焦る状況は分割払いへの変更で滞納することなく支払いましょう。
クレジットカード現金化で分割払いを利用する時の注意点
クレジットカード現金化で分割払いを利用する際の注意点は、以下の3つです。
- 一括払いでしか支払えないものがある
- 一括払いしかできないカードがある
- 分割払いへの変更には期限がある
一括払いでしか支払えないものがある
クレジットカード現金化で分割払いを利用したくても、一括払いでしか支払えないことがあります。
以下のように制限されることがあります。
- 加盟店が一括払いの契約しかしていない
- エステの代金のように一括払いしかできない
加盟店が一括払いのみと制限されている場合は、分割払いは利用できません。
また、エステは一括払いのみという店舗もあります。
利用店によって一括払いのみと制限されることもあるので、利用店の支払い方法を事前に確認しましょう。
一括払いしかできないカードがある
クレジットカード会社によっては、支払い方法が一括払いのみの場合があります。
クレジットカード会社の支払い方法制限は、以下を参考にしてください。
クレジットカード会社 | 支払い制限 |
---|---|
アメックス・ダイナースカード | 分割払いなし |
セゾンカード | 分割回数が2回まで |
アメックスやダイナースカードは分割払いが利用できません。
セゾンカードは分割回数が2回までと制限されています。
ご利用中のクレジットカード会社の、支払い方法にどのような制限があるのか事前に確認しておきましょう。
分割払いへの変更には期限がある
クレジットカード現金化の支払い方法を後日変更する場合、いつまで変更が可能か確認が必要です。
前日に分割払いへの変更をしようとすると「変更できません」と手続きができないことがあります。
クレジットカード会社は多くの利用者への請求処理をおこなうため、支払い方法変更が可能な時期があります。
支払い方法の変更は数分で完了しますが、変更可能なタイミングがあることを理解しておきましょう。
クレジットカード現金化で分割払いを利用するリスク
クレジットカード現金化で分割払いをするリスクは、以下の2点です。
- 分割払いを利用すると利息は二重に発生する
- 分割と一括では支金利が変わる
分割払いを利用すると利息は二重に発生する
分割払いを利用することで、利息は二重になります。
クレジットカード現金化で、クレジットカードを利用するということは、現金化業者に10〜20%ほどの手数料をすでに支払っています。
その理由は明確ですが、5万円の現金化をおこなった場合、指定口座に5万円そのまま入金されることはありません。
クレジットカード現金化業者によって異なりますが、指定口座に振り込まれる金額は5万円以下です。
その差額は手数料として、現金化業者に支払います。
さらに、クレジットカードの支払いを分割にすると金利、手数料がかかります。
そのため、クレジットカード現金化のために現金化業者とクレジットカード会社どちらにも手数料を支払うことになるのです。
分割と一括では支金利が変わる
分割払いを利用することで、一括払いでは不要な金利を上乗せした金額の支払いが必要になります。
一括払い | 金利、手数料なし |
---|---|
分割払い | 金利、手数料あり |
リボ払い | 金利、手数料あり |
金利、手数料はクレジットカード会社によって異なります。
しかし、一括払い以外の支払い方法はどのクレジットカード会社も金利、手数料が必要です。
そのため、利用額以上の支払いが必要になります。
1回の支払いはラクになっても、支払い総額は一括払い以上になることを考えておきましょう。
クレジットカード現金化の分割払い|まとめ
クレジットカード現金化の支払いは、分割払いも利用できます。
分割払いで一度の支払いの負担を抑えることはできますが、支払い総額は増えることを理解しましょう。
しかし、金利や手数料を気にして無理に全額を支払うことで生活を苦しめるのは限界があります。
分割払いは回数を設定することが可能なので、無理なく支払える回数を設定して支払日に遅れることなく返済していきましょう。