世代を超えて愛される「トミカ」の魅力
トミカは、「車の模型」として
幼い頃に誰もが一度は触れたことのあるおもちゃではないでしょうか。
トミカは長い歴史のあるおもちゃですが、
現在でも世界的に高い人気を誇るロングセラー商品です。
子供だけではなく、世代を超えて親子に愛されるトミカは、
おもちゃの可能性を見せてくれるアイテムと言えます。
この記事では、トミカの歴史や、大人も子供も虜にしてしまう魅力、
トミカの種類や人気シリーズなどについてご紹介いたします。
トミカとは
「トミカ」とは、タカラトミーから販売されているミニカーのシリーズです。
主に男の子向けのおもちゃとして絶大な人気があり、
一般的には単に「ミニカー」と呼ばれることもあります。
手頃なサイズと価格、本格的な作り込みで、
現在では子供だけではなく、大人でもコレクションする方が多数いる人気のおもちゃです。
トミカの歴史
トミカは今から49年前の1970年に誕生したおもちゃです。
トミカ誕生当時、ミニカーと言えば大型のモデルや外国車などのものが主流で、
子供の手にも収まる小型サイズのミニカー、
しかも国産車をモデルとしたトミカは全く新しいコンセプトのおもちゃでした。
1972年、発売からわずか2年後でありながらトミカの販売車種は60種類以上に登り、
記念に「トミカダンディ」が発売されました。
1974年にはトミカの種類は100種類にも増え、人気が右肩上がりだったことが伺えます。
1976年には「トミカ・外国車シリーズ」「ロングトミカ」をリリースし、
国産車中心だったトミカに新しいジャンルを取り入れます。
1977年になるとスーパーカーブームが到来し、
トミカもこれに応じ外国車シリーズで数々のスーパーカーをリリースし人気となりました。
1984年にはトミカの総生産台数が3億台を突破し、
日本だけでなく世界的にも人気のミニカーシリーズとしての地位を確立しました。
この年にパッケージデザインも一新、
現在まで続く特徴的な赤帯のパッケージへと生まれ変わっています。
1988年に外国車シリーズを国産車シリーズと統合し、現在の「トミカ120番体制」という、
常に120種のラインナップを展開する販売形態に変更されました。
1993年には電池で走行する新型トミカ「B/Oトミカ」、
1999年にはラジコンおもちゃである「R/Cトミカ」が登場しました。
「B/Oトミカ」は後にモータートミカと名称を変更し販売されています。
通常のトミカと比べリリース台数は非常に少ないですが、現在も販売されている商品です。
2000年にはトミカ30周年記念のモデルとして純金製のトミカが作られ、
1台100万円で販売されました。
復刻トミカ、アニバーサリー24I・IIも発売され、
2000年はトミカにとって記念すべき年であったと言えます。
2000年には、現在でも人気の「トミカ博」が初めて開催されました。
また、この年から毎月第三土曜日をトミカの日と制定し、毎月トミカをリリースするようになります。
2001年には「トミカリミテッド」などが登場し、
「東京モーターショー」に初参加するなど人気は衰えることなく続いていきます。
2005年には初のトミカ専門直営店である
「トミカショップ」を東京駅にオープンし、話題を呼びました。
2010年にトミカは現在の140番体制に移行しています。
発売から40周年となり、記念にプラチナトミカが製作されました。
2020年にはトミカ発売から50周年となるので、記念トミカやイベントにも期待が高まります。
トミカのこだわり
トミカは当時外国車ばかりだったミニカーに国産車を導入したこと以外にも、様々なこだわりをもって製作されたおもちゃです。
当時は43分の1など手のひらサイズとはいい難かったミニカーを、
子供の手のひらサイズにまで小型化しました。
これは自動車に憧れる子供たちが親しみやすいようにとのこだわりです。
さらに、手に持ったときに本物の車の質感を出すために、
素材はダイキャスト製となっており、塗装も本物のクルマを意識した焼付け塗装となっています。
その本格的な作りと手頃なサイズ、手頃な価格は、
子供だけでなく大人まで惹きつける魅力のあるミニカーです。
また、小さな子供が遊ぶ際に安全性を損なわないように、
サイドミラーなどの小さな突起物は取り除かれているというこだわりがあります。
トミカは大人のミニチュアのコレクションではなく、あくまで子供が遊びぬくために作られているという点も、魅力の一つです。
トミカが子供に人気な理由
トミカが子供たちに人気の理由は、
小さいサイズで子供の手にも収まること、そして豊富なラインナップにあります。
トミカは毎月新作を発売しており、常に140種のラインナップが展開されていて飽きさせません。
国産車をモデルとしているトミカは、
道を走っている憧れのクルマがそのままミニチュアになったようなおもちゃですので、
自家用車だけでなくパトカーや消防車などの車種も非常に高い人気があります。
タカラトミーの「プラレール」などと組み合わせて遊べるのも子供に愛される魅力であるといえるでしょう。
大人もはまってしまう理由とは
トミカは子供のおもちゃとして有名ですが、実は大人もハマってしまう魅力がたくさんあります。
その一つが、こだわり抜かれた造形と、ダイキャストという素材、
本格的な焼付け塗装でミニチュアとしての魅力があることです。
子供向けとはいえ国産車を精巧にモデリングしてあり、
憧れのクルマや自身の所有する自動車などのトミカには一層愛着が湧きます。
梯子車やショベルカーなどのトミカも人気が高いです。
トミカが大人を魅了するもう一つの魅力は、手頃な価格とサイズ感です。
トミカは一台一台がリーズナブルな価格のため、手に取りやすい商品となっています。
更にサイズ感も小さく、たくさんコレクションしても置き場所に困りにくいという特徴があります。
一台買うともう一台、もう一台…と、次々に集めたくなってしまうのがトミカです。
毎月新作がリリースされるので飽きさせず、翌月のリリースが楽しみになる点も魅力となっています。
近年では大人の男性だけでなく、
母親である大人の女性をも虜にするような可愛らしいデザインのトミカなども販売されており、
親子で愛されるおもちゃとして支持を集めています。
主要シリーズ
ここではトミカの主要シリーズについてご紹介いたします。
トミカ140(トミカシリーズ)
トミカ140は一番一般的なトミカのシリーズです。
No.1〜120までは通常サイズのトミカで、1台450円(税抜)で販売されています。
No.120までのトミカは国産車、外国車問わず
車メーカーが販売している実際の車をモチーフにしたミニカーとなっています。
知っているクルマや憧れのクルマは思わず手にとってしまいたくなるようなリーズナブルな価格設定が魅力です。
No.121〜140はロングトミカと呼ばれるシリーズで、
バスやトラック、トレーラーなど大きいサイズの車種のトミカとなっています。
1994年に一旦販売が停止しましたが、2009年に復活を果たしたシリーズです。
価格は一台900円(税抜)となっています。
トミカプレミアム
トミカプレミアムは2004年から販売されていたトミカリミテッドの後続にあたるシリーズで、2015年から販売されているシリーズです。
スポーツカーや名車などをメインに
細かいディテールまで表現して作られたトミカで、大人向けのコレクションモデルと言えます。
価格は一台800円(税抜)で、完成度の高さから言うと非常にリーズナブルな価格のおもちゃで
ついつい全種コレクションしたくなるトミカです。新作のリリースは約三ヶ月に1回となっています。
ドリームトミカ
ドリームトミカは、2013年から発売されている、
映画や特撮、漫画などに登場する架空の車両をモデルにしたシリーズです。
元はドリームトミカという名称はなく様々なコラボトミカを販売していましたが、2013年にシリーズ化しました。
新作の更新などは不定期で、商品の価格も車種ごとに違うという特徴があります。
2017年には「ドリームトミカライドオン」という、
トミカにフィギュアをセットすることができるシリーズも展開しています。
人気のトミカ
ここでは多数の種類があるトミカの中でも、特に人気のものをご紹介いたします。
ここでご紹介する以外にもたくさんの魅力的なトミカがありますので、
興味がありましたら是非手にとってみてください。
トミカ モリタポンプ消防車
ポンプ消防車はトミカの中でも常に上位の人気を誇る商品です。
真っ赤な車体とホース、梯子などが搭載された外観は男の子に特に人気があります。
消防士さんという職業のかっこよさもあり、消防車に憧れを抱く子供は多いようです。
プレゼントなどで迷ったら一台は購入しておきたいアイテムとなっています。
トミカ Honda VFR800 白バイ
白バイも安定した人気のあるトミカです。
バイク好きにも人気の定番「ホンダVFR」の白バイは大人の男性にも評判の商品です。
前輪とハンドルが連動していて動かすことができる他、
バイクでありながらきちんと自立できる作りになっているので、
コレクションとして飾っておくこともできるようになっています。
トミカ トヨタ ハイメディック救急車
救急車も憧れの車両の上位として、人気の高いトミカです。
救急車の中でも最大のシェア数の「トヨタ ハイメディック」は、重厚感のある作りが魅力的です。
後部ドアが開閉するのも嬉しいギミックの一つとなっています。
トミカ 日野 はしご付消防車
はしご付き消防車はトミカの中でも定番の商品で、1975年の発売からトミカ史上最も売れている車両であるとの声も名高い商品として知られています。
二段階式で伸び、360度動かすことが可能な梯子は圧巻の一言です。
子供の憧れのみならず、大人でも思わず触りたくなってしまう一台となっています。
トミカ 水族館トラック(サメ)
トミカには様々なモチーフの車両がありますが、
水族館トラック(サメ)は透明の水槽にサメが入れられたトラックという、
一風変わった車両です。
海遊館のロゴが入った巨大水槽に浮かぶジンベイザメの造形も精巧で、大人の女性にも人気のあるトミカとなっています。
トミカ 日産 GT-R
大人の男性が憧れる車両として人気の高い日産 GT-Rは
トミカでも人気の高い商品となっています。
子供だけでなく、大人の男性もコレクションしたくなるような作りとなっており、
リーズナブルな価格ながら本格的な作りで人気となっています。
トミカ プレミアム テスタロッサ
トミカプレミアム テスタロッサは、イタリア フェラーリが製造していた車両で、
真っ赤な車体とクールなフォルムが男心を掴んで離さないトミカです。
車両本体だけでなく、車高の低さや大型のタイヤサイズも忠実に再現してあります。
車体前方にあるフェラーリのマークもきちんと刻印してあり、トミカプレミアムの作り込みの深さを堪能できる逸品です。
プレミアものの廃盤トミカ
トミカはコレクターも多く、いわゆるプレミア物のトミカも多数存在します。
発売初期の1970年代ごろのトミカはもちろん、新しいものでも「初回特別カラー」と呼ばれるトミカにはプレミアがついています。
現在のトミカのパッケージは白地に赤の印刷が施された通称「赤箱」と呼ばれるものですが、
それ以前の「黒箱」「青箱」と呼ばれる箱のトミカは希少で、
車種によっては高値で取引されることも珍しくありません。
トミカは新作も頻繁にリリースされていますが、
古いものだと不人気だった商品が逆に
手に入りにくく高いプレミアがついていることがあります。
もしご自宅に古いトミカを眠らせているといった方は、一度その価値を調べてみるのも良いかもしれません。
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