祝！第15回！注目の「マンガ大賞2022」と歴代受賞漫画まとめ

 

 

 

 

 

 

 

マンガ大賞は、「人にすすめたくなる面白いマンガ」を選出するために設けられた賞のことです。

 

 

第1回目は2008年に開催。

2022年で15回目となり、どんなマンガがノミネートされるのか？と

マンガ好きからの注目が年々高まっています。

 

 

本記事では、そんなマンガ大賞の歴代の受賞作一覧や、映像化された人気作品などをご紹介します。

 

 

 

 

「マンガ大賞」とは

 

 

 

 

マンガ大賞は、書店員を中心とした選考員・実行委員が集まって開催しているマンガ賞です。
「友達に勧めたくなる漫画」を選ぶことをコンセプトにしています。

 

 

この賞は、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記が考案したもので、

2008年3月末に第1回マンガ大賞が発表となり、注目を集めました。

 

 

ノミネート公開は1月に、大賞発表は3月です。

大賞発表後、ニッポン放送の『ミュ～コミ+プラス』にてもマンガ大賞や順位などが放送されています。

 

 

マンガ大賞で注目を集め、そこからアニメ化・映画化・ドラマ化という流れも多いです。

 

 

 

 

マンガ大賞の歴史

 

 

 

 

マンガ大賞第1回は2008年に開催されました。

 

 

それ以降、毎年開催されており、今年（2022年）も開催されます。

 

 

「こんなマンガあったのか！」、「これはぜひ読んでみたい！」、

「とても面白いマンガに出会えた」とマンガ好きの間では人気のマンガ賞となっています。

 

 

マンガ大賞は、「面白いマンガを周りに宣伝したい読者が

「このマンガはこんなに面白い」と、

マンガは好きだけどそれほどハマっていない人に向けて」始めた賞なのだそうです。

 

 

「いろんな人が、マンガ大賞をひとつのきっかけにして

面白いマンガに出会ってもらえたら」との想いで、続けているのだそうですよ。

 

 

 

 

次にくるマンガ大賞との違いは？

 

 

 

 

ここでは、次にくるマンガ大賞との違いについて紹介します！

 

 

「マンガ大賞」と「次にくるマンガ大賞」の違いはというと、

次にくるマンガ大賞は、niconicoとダ・ヴィンチが創設したユーザー参加型のマンガ賞である点です。

 

 

次にくるマンガ大賞は、niconicoとダ・ヴィンチの共催企画として、

次に流行りそうなマンガの発掘と紹介を目的に始まったものです。

 

 

募集部門として『「これから売れて欲しいマンガ」部門』、

『「本にして欲しいWebマンガ」部門』があり、部門ごとに順位がつけられています。

 

 

第2回からは「コミックス部門」と「Webマンガ部門」という名前に変更されました。

 

 

niconico上の「次にくるマンガ大賞」公式チャンネルにて

自薦他薦問わずエントリー受付をおこなって、

ノミネート作品をダ・ヴィンチ編集部が選考し、

その後niconico上でノミネートされた作品の中でユーザー投票を行い、

賞を決定するという流れです。

 

 

一方で、前述しましたが、「マンガ大賞」はマンガ大賞実行委員会によって主催される漫画賞です。

 

 

実際に売れていたり、人気がある、面白いマンガがノミネートされますので、

その点も、次にくるマンガ大賞とはちょっと違う部分かなと思われますね。

 

 

 

 

歴代受賞作品・あらすじ

 

 

 

 

ここでは、マンガ大賞の歴代受賞作品をご紹介します。

 

 

 

 

第1回（2008年）『岳 みんなの山』（石塚真一）

 

 

 

 

 

秋の北穂高岳…登山中の中年男性・黒岩が、

雪に足をとられて崖から転落し、腕を骨折して動けなくなってしまう。

 

 

山麓の警察署では下山時刻が遅れていると、

山岳遭難防止対策協会のボランティア・三歩に救助を要請することに。

 

 

見かけは頼りなさそうな三歩だが、ヒマラヤや南米の山の経験豊富な救助員だった。

 

 

 

 

第2回（2009年）『ちはやふる』（末次由紀）

 

 

 

 

 

小学6年生の千早(ちはや)が主人公。

彼女が出会ったのは、転校生・新(あらた)だった。

 

 

おとなしくて無口な新だったが、彼には意外な特技があった。

それは、「小倉百人一首競技かるた」。

 

 

千早は、誰よりも速く誰よりも夢中になって札を払う新の姿に衝撃を受ける。
しかし、新を釘付けにしたのは千早のある「才能」で…。

 

 

 

 

第3回（2010年）『テルマエ・ロマエ』（ヤマザキマリ）

 

 

 

 

 

紀元前128年、第14代皇帝ハドリアヌスが統治して活気に溢れているローマ。

斬新さを求めるこの時代に、古き良き浴場を愛する設計技師のルシウス・モデストゥスがいた。

 

 

生真面目すぎる性格が時代の変化に合わず、ついに職を失ってしまい、落ち込むルシウス。

 

 

友人に誘われた公衆浴場から、なぜか突然、現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまって…！？

 

 

 

 

第4回（2011年）『3月のライオン』（羽海野チカ）

 

 

 

 

 

少年は、幼い頃すべてを失った…。

夢、家族、居場所でさえも…。

 

 

この物語は、そんな少年がすべてを取り戻す感動の物語。
その少年の職業は…！？

 

 

優しさに溢れるラブストーリーがここにある。

 

 

 

 

第5回（2012年）『銀の匙 Silver Spoon』（荒川弘）

 

 

 

 

 

大自然に囲まれた大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾。

 

 

子牛を追いかけて迷子になったり、

ニワトリが肛門から生まれると知ってびっくり仰天…などなど、

戸惑いだらけの青春真っ最中。

 

 

 

 

第6回（2013年）『海街diary』（吉田秋生）

 

 

 

 

 

男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃（よしの）のもとに父の訃報（ふほう）が届く。

 

 

母との離婚によって長い間会っていない父の死。
なんの感情も湧いてこない佳乃だったが…。

 

 

 

第7回（2014年）『乙嫁語り』（森薫）

 

 

 

 

 

美貌の娘・アミル（20歳）が嫁いだ相手、

それは若干12歳の少年・カルルクだった。

 

 

遊牧民と定住民、8歳の年の差もあり、ふたりは無事に結ばれるのか！？

 

 

『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作で、

シルクロードの生活文化を描くストーリー。

 

 

 

第8回（2015年）『かくかくしかじか』（東村アキコ）

 

 

 

 

 

「自分は絵がうまい！」とうぬぼれていた林明子（高3）は、

竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られてしまい…！？

 

 

 

 

第9回（2016年）『ゴールデンカムイ』（野田サトル）

 

 

 

 

 

 

『不死身の杉元』、日露戦争での鬼神の如き武功から、そう呼ばれた伝説の兵士。

 

 

ある目的の為に大金を手に入れるため、

かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れることに。

 

 

そこには、アイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりがあった！？

 

 

凶悪な死刑囚…そしてアイヌの少女・エゾ狼と出会う。
黄金を巡る生存競争が今始まる。

 

 

 

 

第10回（2017年）『響 〜小説家になる方法〜』（柳本光晴）

 

 

 

 

 

文芸編集部の新人賞宛に送りつけられてきた、直筆の投稿原稿。

 

 

編集部員の花井は、

応募条件を満たさないからとゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つけた。

 

 

中を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説がそこにあった。

 

 

作者の名は、鮎喰響。
連絡先は書いておらず…。

 

 

 

第11回（2018年）『BEASTARS』（板垣巴留）

 

 

 

 

 

肉食獣と草食獣が共存する世界。

そこは希望、恋、不安が入り混じる世界だった。

 

 

チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとても繊細な性格。
そんな彼だが多くの動物たちと青春していくという、動物群像劇が今開幕！

 

 

 

 

第12回（2019年）『彼方のアストラ』（篠原健太）

 

 

 

 

 

宇宙への往来が当たり前になった近未が物語の舞台。
高校生のカナタ、アリエスら9人は惑星キャンプへ旅立つ。

 

 

わくわくしながら惑星に降り立った彼らを待ち受ける、予想外の事態とは一体！？

 

 

近未来SFサバイバルストーリー。

 

 

 

第13回（2020年）『ブルーピリオド』（山口つばさ）

 

 

 

 

 

成績優秀、スクールカースト上位の楽しい日々を送りながらも、

どこか空虚な焦燥感を感じて生きている高校生・矢口八虎（やぐち　やとら）。

 

 

ある日、一枚の絵に魅了される。
そして美しくも厳しい美術の世界へのめりこむことに。
美術のノウハウやうんちくが満載！

 

 

美大を目指して青春真っ盛りの、受験物語。

 

 

 

 

第14回（2021年）『葬送のフリーレン』（原作：山田鐘人、作画：アベツカサ）

 

 

 

 

 

魔王を倒した勇者一行のその後の物語。

 

 

魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分が存在していた。
彼女が「後の世界」で生きること、感じることとは一体？
残った者たちが繊細に紡いでいく、葬送、祈り…。

 

 

「冒険の終わり」から始まった。

 

 

英雄たちの「生き様」を物語る、

後日譚（アフター）ファンタジーが今始まる。

 

 

 

映像化された漫画

 

 

 

 

映像化された人気の漫画作品を3つピックアップしてご紹介します。

 

 

 

 

『ちはやふる』

 

 

 

末次由紀による少女漫画で、

『BE・LOVE』（講談社）において2008年2号～連載中となっています。

 

 

2011年10月4日～2012年3月27日まで、

日本テレビほかにて第1期が『ちはやふる』のタイトルで放送。

 

2012年6月13日に第2期の制作が発表となり

、2013年1月～6月まで『ちはやふる2』のタイトルで放送。

単行本第22巻限定版にテレビ未放送の第26話収録。

 

2018年1月10日～3月28日まで、

日本テレビ『AnichU』枠にて実写映画に関連したエピソード、

原作コミックス22巻特装版に収録されているオリジナルエピソードを放送する

『ちはやふる 秀歌撰』が放送。

 

 

2019年10月23日～2020年3月25日まで、

第3期『ちはやふる3』が日本テレビ『AnichU』枠ほかにて放送。

 

 

 

『3月のライオン』

 

 

 

羽海野チカによる漫画作品。将棋をテーマにしています。
棋士の先崎学が監修。

 

 

『ヤングアニマル』（白泉社）にて2007年14号～連載開始。

2018年7月時点で累計発行部数は300万部を突破。

 

 

2015年9月にテレビアニメ化と実写映画化が発表となり、

テレビアニメは2016年10月から放送、実写映画は2017年に公開。

 

 

また、羽海野チカ原案・監修、西川秀明執筆による

『3月のライオン』のスピンオフ『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』が、

同誌にて2015年9号～2020年7号まで連載されていました。

 

 

NHK総合にて第1シリーズが2016年10月8日～2017年3月18日まで放送。
同年10月14日～2018年3月31日まで第2シリーズが放送されました。

 

 

 

『ブルーピリオド』

 

 

 

山口つばさによる漫画。

『月刊アフタヌーン』（講談社）にて2017年6月24日発売の8月号～連載中。
2022年3月25日～4月3日天王洲 銀河劇場にて舞台化が決定しています。

 

 

2021年10月～12月にかけて毎日放送・TBS系列『スーパーアニメイズム』枠ほかにて放。

同系列では各話放送後に、

山田五郎によるミニコーナー『明日誰かに話したくなる！ブルピリ美術豆知識』も放送されました。

 

 

 

「2022」ノミネート作品

 

 

 

・たらちねジョン「海が走るエンドロール」
・赤坂アカ・横槍メンゴ「【推しの子】」
・和山やま「女の園の星」
・松虫あられ「自転車屋さんの高橋くん」
・うめざわしゅん「ダーウィン事変」
・龍幸伸「ダンダダン」
・魚豊「チ。―地球の運動について―」
・稲垣理一郎・池上遼一「トリリオンゲーム」
・真造圭伍「ひらやすみ」
・藤本タツキ「ルックバック」

 

 

 

 

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