フィギュア、プラモデルの保管方法とお手入れ方法とは
家でフィギュアやプラモデルをディスプレイしている人が増えていますね。
普段あまり気にしていなくても、よく観察するとコレクションにうっすらホコリが積もっている…ということがあります。
正しい保管方法と、お手入れ方法を知れば、購入当時のままの綺麗な状態を維持することが可能です。
フィギュアやプラモデルを綺麗に保管しておけば、売る時にも買取査定の高評価に繋がります。
この記事では以下のポイントを分かりやすく解説しています。
・お手入れの注意点
・上手なホコリの払い方
・ベタつき汚れのお手入れ方法
・保管場所の注意点
・ディスプレイケースでの保管
・未開封品はお手入れ不要
フィギュアやプラモデルの保管やお手入れに役立てていただければ幸いです。
■フィギュア、プラモデルのお手入れ方法
フィギュア、プラモデルは、そのままディスプレイしていても意外に汚れが溜まってしまうものです。
いざお手入れしようと思っても、方法が分からなかったり、フィギュアやプラモデルを誤って壊してしまわないか心配になりますよね。
これからフィギュア、プラモデルのお手入れ方法や注意点を取り上げていきます。
いつか売る時があれば、買取査定の高評価にも繋がりますので必見です。
■■お手入れの注意点
フィギュア、プラモデルのお手入れの注意点として、「汚れに合ったお手入れをする」という点があります。
ホコリで汚れているのか、ベタつき汚れなのかによっても、お手入れ方法は異なります。
間違った方法でお手入れをすると、繊細な作りのフィギュアが壊れてしまったり、色落ちの原因にもなりかねません。
■■上手なホコリの払い方
フィギュア、プラモデルをディスプレイしているとよくあるのが「ホコリ汚れ」です。
最初は気にならなくても、時間の経過とともに目立ってきますので、定期的にお手入れしてあげましょう。
上手なホコリの払い方でオススメなのが「柔らかい刷毛(ハケ)」を使うという方法です。
100均で売られているような購入絵具用や化粧筆などを使って、フィギュア、プラモデルの表面に付いたホコリを払います。
刷毛(ハケ)を選ぶ際には、なるべく毛先の細い刷毛のものを選ぶと、細かい部分なども掃除しやすいのでオススメです。
フィギュアやプラモデルの色の濃い部分は、ホコリ汚れなども目立ちやすいので定期的にお手入れすることが大事になってきます。
道具にこだわりたい方であれば、TAMIYAの「モデルクリーニングブラシ(静電気防止タイプ)」がオススメです。
一般的な刷毛(ハケ)ではくっついて取れないホコリでも、このブラシであれば綺麗にホコリを払うことができます。
毛足の長いブラシと、小さくて短いブラシが付いているので、細かいスキマなども簡単に掃除出来るようになっています。
これら刷毛(ハケ)と同様にオススメなのが、パソコン掃除用品の「エアダスター」です。
「エアダスター」はフィギュアやプラモデルに触れることなく、表面上のホコリを払うことができるので、デリケートなパーツのお手入れには最適です。
一気にホコリを吹き飛ばして掃除ができるので、広範囲にホコリを払いたい場合にも便利ですね。
細いノズルを使えば、細部のホコリも綺麗に払うことができます。
噴射時に勢いがあるので、細かいパーツが飛んでしまわないように注意しましょう。
■■ベタつき汚れのお手入れ方法
一般的なフィギュアは、ポリ塩化ビニル(PVC)素材で作られており、そのポリ塩化ビニル(PVC)を柔らかくするために可塑剤(かそざい)という物が使われています。
可塑剤(かそざい)は、時間の経過とともに気化していくのですが、密閉された場所に置いておくと気化できなくなり、これがフィギュアがベタつく原因になります。
軽いベタつきであればウェットティッシュなどで拭けば十分なのですが、ホコリなどが付着している場合には洗ってお手入れするのがオススメです。
フィギュアを洗う場合、まずは35~38度のぬるま湯を用意しましょう。
熱湯にフィギュアを入れてしまうと、変形したり変色の原因になります。
ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、フィギュアを浸けて洗います。
中性洗剤がない場合には、洗顔フォームやボディーソープでもOKです。
フィギュアを浸けると、汚れが浮き出るので、指の腹を使って優しく汚れを落としていきます。
汚れを落とす際に、メラミンスポンジや歯ブラシを使うと色落ちの原因になるので、必ず柔らかいブラシやスポンジを使いましょう。
一通り綺麗になったら、綺麗な水でよくすすぎタオルで水分を拭き取ります。
フィギュアやプラモデルは熱に弱いため、絶対にドライヤーや浴室乾燥を使って乾かさないようにして下さい。
水分が付着していると、ホコリなどが付きやすくなりますので、空気の流れのない場所で自然乾燥させるのも大切です。
■■洗っても汚れが落ちない場合
洗っても汚れが落ちない場合、汚れの原因や性質などを見極めてからお手入れをしていきます。
もし付いたばかりの軽い汚れであれば、「消しゴムで汚れを擦る」方法がオススメです。
汚れ落とし効果は高くないものの、様々な素材の汚れに対応できるので、まずは消しゴムを使って汚れが落ちるか試してみましょう。
しかし、汚れて黒くなっている消しゴムを使うと、消しゴム自体の汚れがフィギュアに移ってしまうことがあるので、新品の消しゴムを使うようにして下さい。
汚れを擦る場合、力を入れすぎるとフィギュアやプラモデルを壊してしまう可能性もあるので力加減には注意が必要です。
フィギュアがラバー素材であればオススメなのが、「木工用ボンドに汚れを吸着させる」方法です。
汚れの箇所に、木工用ボンドをたっぷりと付けて、6~12時間ほど放置させてからゆっくり剥がしていくと、汚れがボンドに付着して取れるという仕組みです。
この方法でお手入れをする場合、ボンドの剥がし残しに注意が必要です。
「木工用ボンドに汚れを吸着させる」方法は、ポリ塩化ビニル(PVC)素材のフィギュアにはあまり効果がありませんので、フィギュアの素材をよく確認しましょう。
これらの方法で効果がなかった場合にオススメなのが「アルコールをつけて擦る方法」です。
皮脂などの汚れは、アルコールできれいに落とすことができます。
アルコールはフィギュアの塗装も溶かしてしまうので、塗装済みフィギュアやプラモデルには絶対に使わないようにしましょう。
アルコールは、ドラッグストアなどで売られている「無水エタノール」がオススメです。
綿棒やコットンに無水エタノールを数滴染み込ませてから、汚れた部分を優しく擦るようにしてお手入れしていきます。
■フィギュア・プラモデルの汚れを防ぐコツ
フィギュア・プラモデルのお手入れ方法を紹介していきましたが、そもそもフィギュア・プラモデルの汚れを防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。
これからフィギュア・プラモデルの汚れを防ぐコツを見ていきましょう。
■■保管場所も重要
とくにお気に入りのフィギュアやプラモデルであれば、いつも見える場所に保管したいと思うものですね。
ただ、そのまま箱から出してディスプレイしていると、ホコリや紫外線などにさらされることになり、変色や変形の原因になります。
■■保管場所の注意点
保管場所の注意点としては、温度、湿度、紫外線、通気性を考慮する必要があります。
高温になると、色落ちや変形の原因になりますので、温度はできるだけ20~25度を保てる場所に保管しましょう。
湿度についても、50%以下の場所で保管することで、結露や湿気による箱の劣化からフィギュアを守ることができます。
紫外線はフィギュアやプラモデルの変色や変形の原因になります。
直射日光に当てていないとしても、白熱灯や蛍光灯の照明電球には紫外線が含まれますので対策が必要です。
通気性がないと、劣化や異臭が付着する原因になります。
ディスプレイケースなどで保管している場合には、月に1回はケースから出して換気してあげることが大切です。
またタバコのヤニ(タール)はフィギュアのベタつきや変色などにもつながります。
フィギュアの置いてある部屋ではタバコを吸わないようにするなどの工夫も必要です。
■■ディスプレイケースでの保管
箱から出してディスプレイしたいのであれば、ディスプレイケースでの保管がオススメです。
ディスプレイケースに入れておけば、ホコリや汚れ、ニオイからフィギュアやプラモデルを守ることができます。
アクリル製プラスチックのディスプレイケースの場合、紫外線や照明による変色の恐れがあるので、できればUVカット機能のついたディスプレイケースでの保管がオススメです。
なるべく安く済ませたいなら、アクリル製プラスチックのディスプレイケースに、無色透明なUVカットフィルムを貼って利用するのも良い方法ですね。
無色透明なUVカットフィルムはホームセンターなどでも購入できるほか、100均などでも売られていることがあります。
また、思い切って、部屋の電球を紫外線の出ないLED照明に換えてしまうのもひとつの方法です。
■未開封品はお手入れ不要
コレクションしているフィギュアの中には、未開封品のものがあるかもしれません。
未開封品の場合、可塑剤(かそざい)が気化できずにベタつき汚れが付いていることがあります。
しかし、未開封品はそれだけで希少価値がありますので、開けずにそのまま保管しておいたほうが高価買取につながります。
ベタつきがあったとしても、査定の際には開けて見られることもないので問題ありません。
未開封品のお手入れは、外箱の周りのホコリを払う程度にしておいたほうが良いでしょう。
紫外線による箱の日焼けには注意が必要ですので、なるべく直射日光や紫外線の当たらない場所で保管しましょう。
■売った場合の相場の参考例
ではフィギュアやプラモデルを綺麗にお手入れしておくと、どれほどの違いになるのでしょうか。
人気のあるフィギュアを比較して見ていきましょう。
■■異端審問官 シギィ 「クイーンズブレイド リベリオン」 1/2.5 ポリレジン製塗装済み完成品
端審問官 シギィ 「クイーンズブレイド リベリオン」 1/2.5 ポリレジン製塗装済み完成品は、人気の高いフィギュアですが、状態によっても価格が変化します。
保存状態の悪いものでは4,000円ほどで買取査定されていますが、保存状態がよく未開封品であれば60,000円近くで買取査定されたものもあります。
■■監獄学園 緑川花 (1/7スケール PVC製塗装済み完成品)
監獄学園 緑川花 (1/7スケール PVC製塗装済み完成品) も同様、保存状態が悪いものは600円程度で取引されています。
しかし、保存状態がよく未開封品であれば15,810円で買取査定されたケースもあります。
■■[特典付き] ねんどろいど 安室透 「名探偵コナン」 GOODSMILE ONLINE SHOP限定
[特典付き] ねんどろいど 安室透 「名探偵コナン」 GOODSMILE ONLINE SHOP限定は、ねんどろいどシリーズでも人気のフィギュアです。
平均買取相場は4,150円前後ですが、グッスマキャラアニ特典や、台詞プレート付きの新品未開封品であれば16,000円で取引された実績もあります。
■まとめ 正しくお手入れすれば買取査定の高評価に繋がる
フィギュアやプラモデルは、正しくお手入れをすれば買取査定の高評価に繋がります。
中古品であっても、しっかりお手入れをすれば新品のような状態になることもあります。
何気なく飾っているフィギュアやプラモデルも、定期的にお手入れしてあげましょう。
また保管している場所についても、温度、湿度、紫外線、通気性を考慮して、ディスプレイケースでの保管がオススメです。
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